それは、合コンという憧れの飲み会の当日であった。
いつもよりてきぱきと仕事を終わらせ。
ウキウキと会場に向う。
車で行くには、代行代が痛ましくて。
ドッペル号を出動させた。(チャリンコね)
その日に限り、地元では
替えたばかりのスタッドレスの利きを試すのには
絶好ぐらいの雪が降り注いていだ
外は当然寒く、革ジャンやらヒーター手袋の上に軍手、ももひき
首に巻くネックウォーマーを完全防備での出向である。
車はスタッドレスですがチャリンコはノーマルタイヤだったのだ
そして、花の子ルンルンの主題歌を口ずさみながら
21段変速を軽快に切り返し、歩く通行人をベルで威嚇する。
信号待ちでは足が届かないので縁石に足をおく
(まあ話とは関係ないけど)
信号待ちから事件は起こったのだ
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時間に余裕があったが
いらだつ赤信号から青に変わった。
凍てつくアスファルトの上を猛ダッシュでタイヤを空回りさせながら
進む・・・
交差点の縁石の段差を嫌うドッペル号は
わきのスロープ場所を選択した
(てか俺だけど)
スロープを上り始めたその瞬間
突然僕は宙をまった。
ドッペル号のタイヤがスローモーションのようになって
上を向ていく。
僕はやっとヒットが出た野球選手が1塁ベースにヘッドスライディング
するがごとく側溝にスライディングしたのだった
一体何事が起きたのか、
夜の6時40分の出来事である。
ふっと気がつくと
顔が熱くなっていた。
交差点の場所でもあり
痛いのだが恥ずかしいので、口笛を吹きながら
レストラン駐車場の車の陰で
しゃがみ込み、オイオイ泣いていました。
いて〜よ〜〜
軍手で顔を拭うと、軍手が真っ赤で染まり
もしかして重傷?
救急車呼ぶ??
あ〜〜こんなところで救急車だなんって!
合コン会費×
家族や会社からの非難を浴びる
いろいろ頭がよぎる。
こりゃ我慢しかないな〜〜
ちょうど向いに
ドラッグストアーあり。
車がないことを見計らい。中央分離帯をチャリンコを担いで渡り
取り敢えずトイレにかけこんだ。
すぐさま鏡をみると〜〜
ひえ〜〜〜血がとまんね〜〜
死ぬぞおれ!!
トイレットペーパーを見ずに浸し血を拭き取る
ゴミ箱は血だらけのティッシュのクズが・・・
きっと次の朝。掃除のオバはんが来たら
事件があったと思いびっくりするだろうな〜〜(笑)
なかなか止まらない血、
これでは酒のめんな〜〜
ネックウォーマーを深くかぶり
ドラッグストアーに入って応急セットを買おうかと徘徊
なんか貧血が・・・
店員さんをすぐに呼び、カットバンのコーナーに
これを隠したいのですが見せてみる
一歩後ずさりする店員
「これから合コンなんですよ〜なんとかして」と嘆く
妙に納得したのか、取り敢えずカットバンを沢山貼ってみた。
あんまりかっこいいものではないが。
帰り際に「頑張ってくださいと」店員さん(笑)
なんとか参加することが出来ました!!
恐るべし、合コンに対する執念。
若いっていいな〜〜←あほ
※でもかなりうけてた(笑)